2018年4月2日月曜日

安全はすべてに優先する!

「安全対策は十分ですか?」と質問すると

「安全大会をおこなっている」
「安全パトロールをおこなっている」

という回答をよく聞きます。
しかし、本当に大丈夫でしょうか?  


もし今事故が発生したら、どう対応するか答えられるでしょうか?
答えられないようでしたら、今すぐに改善が必要です。

最近は地元の工務店にまで、労働局の臨検が及ぶことが多くなってきたようです。

秋田県では毎年秋に臨検をおこなっているようです。
昨年9月に、木造家屋建築工事に対する臨検について実施する旨を公表し、 10月に実施されました。 その結果、116現場のうち67現場に違反があったそうです。 主な違反としては、墜転落防止措置に関わることで、 「墜転落防止に関わるもの」 「元請の現場管理(下請指導等)に関するもの」 「安全装置等の有効保持」などとなっているそうです。 特に危険と判断されると使用停止・立入禁止を命じられることもあり、 今回命令書を交付した件数は33件になったそうです。 違反率は減少傾向にあるようですが、 死亡災害につながりやすい違反に係る使用停止処分件数は増えているそうで、 今後も臨検などを通じて厳しくチェックされそうです。 労働局がどのような動きをするのか、 各都道府県のHPなどをみておくことをお勧めします。


現場の労働災害で多い墜落・転落の防止策として、 厚生労働省では一定以上の高さの場所で着用する安全帯を フルハーネス型に限定する方針を決定しました。

建設現場で6.75メートル以上で義務付け、 5メートル以上での着用を求めていくとのことです。 新ルールを定める政令と省令、告示を2019年2月1日に施行・適用開始しますが、 2022年1月1日まで経過措置として現行規格の安全帯使用を認め、 翌日からは全面禁止とするそうです。 また、フルハーネス型の着用に当たって、 事業所に安全衛生特別教育(学科教育・実技教育)の実施も義務付ける方針だそうです。 既に住宅メーカーはフルハーネス型安全帯の導入を進めているようです。 今後安全帯を購入する場合は、気を付けましょう。 安全は全てに優先します。 安全をしっかりおこなうには、 現場はきれいにしておかなければなりません。 安全については法令などの知識も必要です。



そのための社員教育や安全に関するマニュアル整備など、 準備しておかなければならないことは沢山あります。 

現場に携わる全ての人が、安全に対する認識を持ち、行動することが お客様、そして自分のためになるということを理解し、 行動がとれるように体制を整えてください。

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